Stefan Brüggemann “Headlines and Last Lines in the Movies (Guernica)”

Headlines and Last Lines in the Movies (Guernica), 2019, courtesy of the artist

 

2019年9月4日(水)から9月29日(日)まで、パリ(フランス)のポンピドゥー・センターにステファン・ブルッゲマンのインスタレーション《Headlines and Last Lines in the Movies (Guernica)》が展示されます。

 

Stefan Brüggemann “Headlines and Last Lines in the Movies (Guernica)”

Centre Pompidou (Paris, France)

September 4 → September 29, 2019

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HEADLINES AND LAST LINES IN THE MOVIES

ヘッドライン・アンド・ラストラインズ・イン・ザ・ムービーズ

 2010年に始まった作品シリーズ。「ヘッドライン」は作品が制作された週のニュースから、「ラストライン」は映画史上の名作から引用したテキストです。映画のラインナップは『市民ケーン』(1941年)から『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)までさまざまで、新しい映画タイトルが随時追加されていきます。新聞と映画から選び出されたテキストの並置は、すなわち日常的な現実とフィクションの並置だと言えるでしょう。ブルッゲマンは、そうすることで2つの価値を比べようとしているのではなく、どちらも同等なメッセージとして扱っているのです。私たちの文化を映し出す重要な要素である映画とニュースは、人々がどのように社会を捉えるかに影響を与え、さらには解釈を操作する力も持っています。ブルッゲマンにとって、ここで使っているテキストは、社会の構成を形づくり支えている格言なのです。

この作品は、鑑賞者を取り囲む大掛かりなサイトスペシフィック・インスタレーションとして構成することもできます。テキストは、鏡、大理石パネルなどのほか、ギャラリーの壁を埋め尽くすように直に書かれることもあります。すると、テキストは単に情報の断片として読まれるものではなく、鑑賞者を没入させる体験型の作品となるのです。

現在ポンピドゥー・センターの地階フォーラムに展示されているインスタレーションは、パブロ・ピカソ作《ゲルニカ》(1937)と同じサイズで制作されており、引用されたテキストが鏡面で戦いを繰り広げているような作品に仕上げられています。